ワンステップコンサート&スーホの白い馬

中国音楽界の俊才王燕樵が描き出す 
モンゴルの魂の音楽━
大草原に響き渡る民族楽器「馬頭琴」の美しいお話が生演奏と赤羽末吉の原画ととともによみがえります。

原作(再話)/大塚勇三
原作画/赤羽末吉
脚本・演出/岩瀬よしのり
音楽/王燕樵 岩瀬よしのり
馬頭琴指導/斎 宝力高(チ・ボラグ) 
   ※中国国家一級演奏家 日本の人間国宝の相当する。

馬頭琴とは・・・

 馬頭琴は、中国の北部内モンゴルからモンゴル国地方を代表する民族楽器である。日常の生活で遊牧を営むモンゴルの人々にとって馬は欠くことのできない必需品であり、民族の象徴ともいえる。その馬の頭部を古くより親しんできた擦弦楽器に飾り、その楽器をモリンホール(モリン=馬)
と呼んだ。

写真は馬頭琴指導の斎 宝力高(チ・ボラグ)氏

岩瀬よしのり

音楽で
日本中の子ども達に
伝えたい!

「スーホの白い馬」は、白い馬の体でつくった馬頭琴の音色を通して、豊かに暮らそうとするもの(人間も動物も)「をかなしませる、おろかなものを、この世界からなくしてしまおうと語りかけているように思います。子ども達が、そんな心を持って大人になれば、世界はきっと良くなっていくことでしょう。

シンセサイザー/水谷一帆
パーカッション・映像操作/干野明日香
ドラムス・マリンバ/近藤梨絵

あらすじ

むかし、モンゴルの草原にスーホという貧しい少年がおばあさんと二人きりで暮らしていました。

ある日、スーホは草原で生まれたばかりの白い子馬を助けて連れ帰ります。スーホは心を込めて世話をして、白い馬はたくましく成長しました。

ある年の春、町で競馬大会が開かれることになりました。王様は「勝ったものには、王様の娘と結婚させるという「おふれ」を出しました。

スーホは村人のすすめられて白い馬に乗り、競馬大会に出場します。そして、スーホと白い馬は国中の若者を相手に優勝しました。
ところが、貧しいスーホの姿をみた王様は白い馬を取り上げ、町から叩きだしてしまいます。

白い馬は王様を振り切り、スーホの村へ帰ろうと宮殿を逃げ出しました。
しかし、白い馬の背には、家来たちの放った矢が・・・

モンゴルの大草原に伝わる 馬頭琴生誕の壮大な物語!

第一部 ワンステップコンサート

主な曲目

風のかお
ハリセンボン
少年よ
タマゴ
またあそぼうね 他

※参加型の楽しいコンサートです。